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書評
―奈良 勲(シリーズ監修),鶴見隆正・隆島研吾(編)―「《標準理学療法学 専門分野》日常生活活動学・生活環境学 第4版」
著者: 上岡裕美子1
所属機関: 1茨城県立医療大学保健医療学部 理学療法学科
ページ範囲:P.628 - P.628
文献購入ページに移動 理学療法実践は,身体運動機能・動作の改善のみではなく,対象者の日々の生活における活動・行為のレベルで向上もしくは変化がみられて初めて,対象者やその家族にとって意味をもつのではないだろうか.2001年にWHOから国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health:ICF)が発表され,心身機能・身体構造,活動,参加の各構成要素と環境因子などとの相互作用性が示され,その概念は広く認識されてきた.
近年,わが国では超高齢社会を迎え,高齢者・障害者の在宅生活を支えるために,自立と生活の質を追求し,医療・保健福祉のさまざまなサービスが一体的に提供されることが求められている.このようななかで,理学療法士にとっても「生活」の視点がより重要となってきた.身体運動機能・動作だけでなく,日々の生活における活動・行為に対してどのように関与できるか,理学療法のあり方が問われている.そのような時期だからこそ,『日常生活活動学・生活環境学 第4版』が発行されたことに,大いに意義があると思う.
近年,わが国では超高齢社会を迎え,高齢者・障害者の在宅生活を支えるために,自立と生活の質を追求し,医療・保健福祉のさまざまなサービスが一体的に提供されることが求められている.このようななかで,理学療法士にとっても「生活」の視点がより重要となってきた.身体運動機能・動作だけでなく,日々の生活における活動・行為に対してどのように関与できるか,理学療法のあり方が問われている.そのような時期だからこそ,『日常生活活動学・生活環境学 第4版』が発行されたことに,大いに意義があると思う.
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