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特集 物理療法の再興
糖尿病患者に対する低周波電気刺激療法の臨床適応と効果
著者: 上野将之1 中尾聡志1 池田幸雄2 末廣正2 寺田典生2 公文義雄3 杉浦哲郎3 杉本千鶴子3 野村卓生4 榎勇人1 西上智彦1 石田健司1 谷俊一1
所属機関: 1高知大学医学部附属病院リハビリテーション部 2高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科学 3高知大学医学部病態情報診断学講座 4大阪保健医療大学保健医療学部
ページ範囲:P.699 - P.704
文献購入ページに移動わが国において,糖尿病患者数は第二次世界大戦後,車の普及や,食文化の変化に伴い急速に増加していることは周知の事実である.厚生労働省の2011年国民健康・栄養調査報告では,糖尿病が強く疑われる人や可能性を否定できない予備群を合わせると,国民の4人に1人が糖尿病かその予備群であることが報告されている.
また,2012年国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)が発表した世界の糖尿病有病数の統計値では,世界の糖尿病患者数は3億7,100万人を超え,最も糖尿病患者が多い国は中国で9,230万人,第2位はインドで6,300万人,第3位は米国で2,410万人である.わが国の糖尿病患者は710万人で世界第9位となっている(2012年11月時点).
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