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1ページ講座 医療器具を知る
胸腔ドレーン
著者: 小幡賢吾13 渡辺洋一23
所属機関: 1岡山赤十字病院リハビリテーション科 2岡山赤十字病院呼吸器内科 3岡山赤十字病院気胸センター
ページ範囲:P.725 - P.725
文献購入ページに移動胸腔ドレーンは,胸腔ドレナージで用いられるチェストチューブのことである.胸腔ドレナージは他のドレナージと違い,空気と液体の両方が対象となる.適応は貯留した液体や気体が多量,もしくは持続的に発生する場合で,① 気胸,② 胸水(血胸,膿胸など),③ 開胸手術後などが挙げられる.胸腔ドレナージの目的は,胸腔ドレーンを用い胸腔内に貯留した空気,液体(血液,体液,膿など)を排出させることにより,肺実質を再膨張させ換気の改善を行うことである.
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