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書評
―関 啓子(著)―『「話せない」と言えるまで―言語聴覚士を襲った高次脳機能障害』 フリーアクセス
著者: 辻下守弘1
所属機関: 1甲南女子大学看護リハビリテーション学部理学療法学科
ページ範囲:P.749 - P.749
文献購入ページに移動まさにプロフェッショナルをめざす医療者にとって待ち望んだ絶好の本が出版された.本書は,言語聴覚士である著者が脳卒中となって倒れ,その後片麻痺を克服して復職し,さらに新しい人生を獲得されるまでの物語がつづられている.ただし,本書は体験に基づいた体験記という範疇を超えて,高次脳機能障害のテキストであるとともに,自ら被験者となって取り組まれた臨床研究をまとめた学術書でもある.
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