icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル47巻9号

2013年09月発行

文献概要

特集 在宅理学療法の可能性を探る

脳血管疾患における在宅理学療法の可能性

著者: 相島孝行1

所属機関: 1医療法人ひらまつ病院ひらまつふれあいクリニック

ページ範囲:P.774 - P.780

文献購入ページに移動
はじめに

 理学療法の世界に携わるようになり,17年が経過した.まさに医療制度の変革の流れを体感,医療の細分化をしていくさまを,さまざまな考えをもちながら体験してきた.患者へかかわる形態も,従来の急性期から在宅まで同じ施設で患者のフォローを行う形態から,介護保険の開始,回復期病棟の開設,疾病別の医療保険の期限の設定などにより,大きく変化した.そこに携わるセラピストも大きな変化に対応すべく,切磋琢磨している.そこで本稿では,このような貴重な機会を与えていただき,私自身の理学療法士としての根幹となる考えと,これまで取り組んできた脳血管疾患,特に脳卒中片麻痺患者への理学療法を紹介し,在宅理学療法の可能性を考えていきたい.

参考文献

1)山田道廣:理学療法と運動器系の障害予防―脳卒中片麻痺患者の筋萎縮に焦点を絞って.PTジャーナル28:383-390,1994
2)松田淳子:回復期の理学療法と歩行訓練.吉尾雅春,他(編):理学療法MOOK2 脳損傷の理学療法2,第2版,p81,三輪書店,2010
3)中村隆一:序,對馬 均,他(編):理学療法テクニック―発達的アプローチ,医歯薬出版,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?