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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻1号

2014年01月発行

文献概要

入門講座 拘縮・1【新連載】

肩の拘縮

著者: 青山多佳子1 丹保信人1 小野健太1 坂内康典1

所属機関: 1一般財団法人竹田健康財団竹田綜合病院

ページ範囲:P.49 - P.55

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はじめに

 「肩の拘縮」に対して,「何を診てどこから介入すればよいか」など“入りにくさ”を感じてはいないだろうか.その理由の一つに,肩の構造や機能が複雑で,解剖学,運動学的特徴を踏まえた介入が必要な点が挙げられる.

 本稿では,肩関節の解剖,肩関節拘縮の機序と基本的対応をまとめ,腱板断裂や脳血管障害を例に病態への理解を深める.

参考文献

1)Kendall FP, et al:Muscles testing and function, 5th Ed, pp49-117, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia 2010
2)Sahrmann SA(著),竹井 仁,他(監訳):運動機能障害症候群のマネジメント―理学療法評価・MSIアプローチ・ADL指導,pp193-259,医歯薬出版,2005
3)山口光國,他:上腕骨位置を基本とした,肩甲帯の運動許容範囲.肩関節33:805-808,2009
4)沖田 実,他:関節可動域制限の発生メカニズム.理学療法29:9-16,2012
5)Sobush DC:The Lennie test for measuring scapular position in healthy young adult females:a reliability and validity study. J Orthop Sports Phys Ther 23:39-50, 1996
6)菅谷啓之:肩疾患の特殊性―愁訴を取り除くためになにが必要か? 理学療法学39:444-448,2012
7)村木孝行:肩関節疾患に対するモビライゼーション―最新アプローチ.理学療法29:520-527,2012
8)井樋栄二:肩関節.内田淳正(監):標準整形外科学,第11版,pp417-420,医学書院,2011
9)千葉慎一:腱板断裂―腱板断裂に対する理学療法.MB Med Rehabil 157:45-51,2013
10)林 典雄,他(編):整形外科運動療法ナビゲーション 上肢,pp38-53,メジカルビュー社,2008
11)山口光國,他:肩関節Cuff-Y exercise.山嵜 勉(編):整形外科理学療法の理論と技術,pp202-251,メジカルビュー社,1997
12)吉尾雅春:脳血管障害.細田多穂,他(編):理学療法ハンドブック,改訂第4版,第3巻 疾患別・理学療法基本プログラム,pp3-33,協同医書出版,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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