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書評
—舟波真一・山岸茂則(編集)—「運動の成り立ちとは何か—理学療法・作業療法のためのBiNI Approach」 フリーアクセス
著者: 藤縄理1
所属機関: 1埼玉県立大学保健医療福祉学研究科保健医療福祉学専攻リハビリテーション学
ページ範囲:P.1041 - P.1041
文献概要
本書をめくると統合的運動生成概念の説明があり,そのあとに力学,解剖学,神経科学,バイオメカニクスなどの説明が続いていく.理学療法の基礎科学の一つとして物理学があるなどと言われても,正直言って物理学は苦手という人も多いのではないだろうか.さらには,新しい分野に挑戦しようとしているためか,新たに定義した用語や,あまり聞きなれない用語がかなり出てくる.例えば,「加速度は力である」などは「エ! 違うでしょう」,「姿勢は運動である」と言われると「そんなふうに習っていない!!」と思ってしまう.そして,非線形力学,量子力学,Global Entrainment(グローバル・エントレインメント:大域的引き込み),アフォーダンス理論,などが続いてくると「はァ??」となってしまう.
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