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臨床実習サブノート 臨床実習における私の工夫・8
片麻痺の評価から治療へ—泥沼から脱出するために,私ならこうする
著者: 佐藤房郎1
所属機関: 1東北大学病院
ページ範囲:P.1051 - P.1059
文献購入ページに移動姿勢や動作に関連づける評価の進め方
前稿では,学生が評価で最もスタックしやすい統合と解釈に焦点を絞り,システム理論を応用した評価項目のまとめ方について提案してみた.今回は,動作と関連づける評価の具体的な進め方,そして工夫について述べることにする.学生が評価結果を解釈して治療に生かしきれないのは,評価の進め方にも問題がある.評価で陥りやすい問題と解決方法を整理すると表のようになる.そこからは,動作につながる評価のポイントがみえてくる.
それでは,はじめに姿勢制御の背景になる筋緊張を取り上げ,バランス,運動機能,知覚,認知,そして学生が最も苦労する動作分析の視点を提示してみたい.
前稿では,学生が評価で最もスタックしやすい統合と解釈に焦点を絞り,システム理論を応用した評価項目のまとめ方について提案してみた.今回は,動作と関連づける評価の具体的な進め方,そして工夫について述べることにする.学生が評価結果を解釈して治療に生かしきれないのは,評価の進め方にも問題がある.評価で陥りやすい問題と解決方法を整理すると表のようになる.そこからは,動作につながる評価のポイントがみえてくる.
それでは,はじめに姿勢制御の背景になる筋緊張を取り上げ,バランス,運動機能,知覚,認知,そして学生が最も苦労する動作分析の視点を提示してみたい.
参考文献
1)岸本 眞,他:筋緊張障害に対する理学療法評価と治療の再考.大阪河崎リハ大紀5:21-30,2011
2)佐藤房郎:脳血管障害に対する理学療法のコツ—筋緊張抑制のコツ.PTジャーナル46:630-632,2012
3)佐藤房郎:脳卒中理学療法のクリニカルリーズニング—その特徴と共通性.PTジャーナル46:477-485,2012
4)Shumway-Cook A,他(著),田中 繁,他(監訳):モーターコントロール—運動制御の理論と臨床応用.pp117-141,医歯薬出版,1999
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