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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻11号

2014年11月発行

文献概要

1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?

社会的手抜き

著者: 岩田健太郎1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院リハビリテーション技術部

ページ範囲:P.1061 - P.1061

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 社会的手抜きとは,個人が単独で作業を行う場合に比べて,集団で作業を行う場合に,一人当たりの努力の量,仕事量が低下し,作業効率が低下する現象のことをいう.この現象は,リンゲルマン効果ともいわれ,1913年にドイツの社会心理学者Ringelmannが提唱した1).Ringelmannは,綱引きの実験を行い,一人で綱を引く場合と集団で綱を引く場合とで,一人当たりどのくらいの力が発揮されるかを調べ,結果,集団の人数が増えるほど,一人当たりの発揮する力が減少することを明らかにした.

参考文献

1)Latane B, et al:Many hands make light the work:the causes and consequences of social loafing. J Pers Soc Psychol 37:822-832, 1979
2)Nijistad BA:Group performance. Psychology Press, Hove, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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