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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻12号

2014年12月発行

文献概要

入門講座 ICFを現場で使おう・4

生活援助

著者: 高尾哲也1

所属機関: 1障害者支援施設こうのしま荘リハビリ室

ページ範囲:P.1151 - P.1158

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はじめに

 生活援助とは何か.例えば,施設にて入所・通所中の方々に対する食事の介助,自然災害により被災した方々に対する義援金や生活用品の提供,などが想像されるが,これらの内容や度合は事例各々により異なり,各々の把握は容易でない.

 しかし,国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health:ICF)を基盤にし,ICFの要素それぞれを把握し,要素それぞれのつながりを理解することにより,各事例における生活援助の内容・度合の把握のほか,効果判定も可能となる.ICFは,患者や利用者と接する理学療法士にとって最高のツールになる.

 本稿では,ICFの総論や細部について記載し,症例を提示したうえで,ICFの活用方法や臨床効果について説明し,障害者支援施設における生活援助を再考する.

参考文献

1)世界保健機関(WHO),障害者福祉研究会(編):ICF国際生活機能分類—国際障害分類改訂版.中央法規出版,2002
2)独立行政法人福祉医療機構:生活介護 http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/syogai/handbook/service/c078-p02-02-Shogai-06.html(2014年3月18日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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