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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻2号

2014年02月発行

文献概要

入門講座 拘縮・2

難治性の手の拘縮

著者: 浅野昭裕1

所属機関: 1碧南市民病院リハビリテーション室

ページ範囲:P.151 - P.157

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はじめに

 臨床において手の拘縮にはしばしば遭遇し,その対応に苦慮することも多い.外傷や術後における拘縮は瘢痕性の癒着がベースとなるため,創傷治癒過程の理解が治療成績の向上につながる.一方,本稿で取り上げる脳卒中にみられる肩手症候群の手,橈骨遠位端骨折後の複合性局所疼痛症候群[complex regional pain syndrome:CRPS(reflex sympathetic dystrophy:RSD)]に伴う拘縮,Volkmann拘縮,Dupuytren拘縮などは,それぞれが外傷とは異なる拘縮の発生機序を持ち,あるいはその機序自体,十分に解明されていないため,難治化,遷延化することも珍しくはない.本稿では,これらの拘縮について現在考えられている機序を紹介し,理学療法について述べたい.

参考文献

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3)浅野昭裕:CRPSタイプ1(RSD)を合併した手指拘縮に対する運動療法.整形外科リハビリテーション学会(編):関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション 上肢,pp190-193,メジカルビュー社,2008
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13)福井 勉:皮膚運動学,pp35-38,三輪書店,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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