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特集 地域における理学療法のパラダイムシフト
高齢者に対する自助・互助支援体制構築における理学療法士の活動
著者: 有賀裕記12 内田智子2 椎名真希2 関澤智光2 飯田裕章2 伊藤綾2 小澤多賀子23 大森葉子2 大田仁史2
所属機関: 1医療法人いつき会守山いつき病院リハビリテーション部 2茨城県立健康プラザ 3筑波大学大学院人間総合科学研究科
ページ範囲:P.195 - P.202
文献購入ページに移動団塊世代が65歳を迎える2015年問題に対し,茨城県立健康プラザ(以下,健康プラザ)の管理者である大田は「住民自ら学び,力をつけ,自らが社会に役立つことを自覚し,世代を超えた共助の精神で,官民一体となって乗り切る!」覚悟が必要であると述べている.茨城県では2005年より,2015年以降の人口構造の変化に備え,住民から介護予防の実践者を育て,介護予防の一翼を担う住民参加型の介護予防事業「シルバーリハビリ体操指導士養成事業」(以下,養成事業)を開始した.理学療法士は,当初より本事業において実践者を養成するシルバーリハビリ体操指導士養成講習会(以下,講習会)のテキスト作成,運営を行い,さらに講師として,その普及にかかわっている.
本稿では,養成事業の全体像を紹介し,ヘルスリテラシーの段階的変化の視点からシルバーリハビリ体操指導士(以下,指導士)が主体的活動を行うに至ったプロセスを考察する.
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