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臨床実習サブノート 理学療法をもっと深めよう・12
認知症患者の生活を理解する
著者: 金谷さとみ1
所属機関: 1菅間記念病院在宅総合ケアセンター
ページ範囲:P.259 - P.266
文献購入ページに移動 認知症とは,いったん正常に発達した知能が何らかの原因で減退,あるいは後天的に脳が広範囲に障害され,大脳皮質の神経細胞の機能低下が起こっていることを意味する.さらに,種々の認知機能の問題が日常生活に支障を来す程度に強く障害された状態を指し,認知症の診断基準(DSM-Ⅳ-TR)では,表1のように定義されている1).
参考文献
1)朝田 隆:認知症.野村総一郎,他(編):標準精神医学,第5版,p362,医学書院,2012
2)日本神経学会(監):認知症疾患治療ガイドライン2010,医学書院,2010
3)社団法人日本理学療法士協会:平成16年度老人保健事業推進費等補助金事業 高齢者の「起き上がり」「立ち上がり」能力と自己効力を高めるケアに関する調査研究事業報告書,2005
4)山口晴保:認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント―快一徹!脳活性化リハビリテーションで進行を防ごう,第2版,協同医書出版,2010
5)目黒謙一:認知症早期発見のためのCDR判定ハンドブック,医学書院,2008
6)奈良 勲,他(編著):心理・精神領域の理学療法―はじめの一歩,p102,医歯薬出版,2013
7)田崎義昭,他:ベッドサイドの神経の診かた,第16版,南山堂,2007
8)田川 勉,他:身体リハビリを阻害する精神症状―第2報.第37回日本精神科病院協会精神医学会,110:2009
9)奈良 勲(監),牧田光代,他(編):標準理学療法学 専門分野 地域理学療法学,第3版,p237,医学書院,2012
10)名古屋譲,他:理学療法の実際―認知症を伴う大腿骨頸部骨折症例の理学療法.PTジャーナル45:851-856,2011
11)小阪憲司:認知症の診断と治療.PTジャーナル45:823-829,2011
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