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雑誌目次

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻4号

2014年04月発行

雑誌目次

特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術

EOI(essences of the issue)

ページ範囲:P.281 - P.281

 理学療法士の「コミュニケーション技術が課題」とする議論は絶えない.本誌においても,「理学療法における一般的なコミュニケーション技術」(2002年,入門講座)や「接遇におけるコミュニケーション技術」(2011年,入門講座)と「コミュニケーション技術」については既に数回にわたり掲載している.この2つの入門講座は,理学療法士が通常業務のなかで必要とされるコミュニケーション・スキル,すなわち症状や病態を評価する専門技術としての問診や各種カンファレンスでのプレゼンテーション,あるいは他職種へのコンサルテーション(相談)やアドバイス(助言)などさまざまな場面に応じた技術について詳細に論じる内容ではなかった.そこで本特集では,これら2つの入門講座を進化させたものとして,理学療法の臨床実践に役立つコミュニケーション技術を解説する.

心身医療の視点からの面接技術

著者: 久保千春

ページ範囲:P.283 - P.289

はじめに

 心身医学はこころと身体の結びつき,すなわち心身相関について研究する医学であり,心身症を主な対象疾患としている.心身症は,日本心身医学会1)により「身体疾患の中で,その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し,器質的ないし機能的障害の認められる病態をいう.ただし,神経症やうつ病など他の精神障害にともなう身体症状は除外する」と定義されている.心身症は器質的疾患と機能的疾患の両方にまたがっており,心療内科では,主に内科領域の心身症,例えば過敏性腸症候群,胃・十二指腸潰瘍,気管支喘息,過換気症候群,緊張型頭痛,片頭痛,慢性疼痛,神経性食欲不振症,過食症,関節リウマチ,線維筋痛症,腰痛症,慢性蕁麻疹,アトピー性皮膚炎などを対象疾患としている.心理社会的な因子すなわちストレスは病気の発症に大きな影響を及ぼすことが明らかになってきている.

 心身医療は医療の視点を臓器の病気に置くのではなく,患者を「病を持った人間」として捉え,身体的・心理的・社会的・実存的な面から統合的に理解し治療していく治療である.つまり,disease-oriented medicineではなくpatient-centered medicineであり,全人的医療でもある.心身医療の考え方は,心身症だけでなく,リハビリテーション,ターミナルケア,救急医療などにおいても重要である.

 本稿では,最初にストレスと心身の反応やストレスの結果としてよくみられるうつ,不安,睡眠障害について述べ,そのあと心身医療の視点からの面接療法について述べる.

理学療法における問診技術

著者: 内昌之

ページ範囲:P.291 - P.295

序論

 理学療法士とはどのような存在でしょうか? この問いに対する答えは,見方によりいくつかに分けられる.理学療法士は医療・福祉・介護分野において不可欠な存在で,リハビリテーションチームの一員として患者・対象者(以下,患者)の治療に従事することが本道である.

 別の観点から捉えると,理学療法士は患者の治療に携わり社会的役割を果たすと同時に,個々の症例を通してさまざまな事柄を学び,悲喜こもごもの臨床において価値観・死生観の奥深さを学び,自己研鑽の機会を享受する存在でもある.時々刻々と変化する学術的知識を生涯にわたり謙虚に学び続けて手技の向上に努めるとともに,何よりも患者の言葉に耳を傾けることがわれわれに課せられた責務と言える.

多職種協働に役立つ理学療法士のコミュニケーション技術

著者: 山口美和

ページ範囲:P.297 - P.304

はじめに

 理学療法士の働く環境は,職域の拡大や勤務体制の多様化などに伴い,他職種との連携がますます重要になってきている.本稿では,他職種および理学療法士にインタビューを行い,多職種協働註1)のために理学療法士にはどのような「対人コミュニケーション註2)力」が求められているのかを探った.その結果みえてきた課題や他職種とのコミュニケーションをとるうえでのポイントについて解説し,実際に役立つコミュニケーション技術を紹介する.理学療法士が対人コミュニケーションを学ぶことにはどのような意味があるのか,本稿を通して考えてみたい.

理学療法における患者の動機づけを向上させる技術

著者: 鯨岡栄一郎

ページ範囲:P.305 - P.311

はじめに

 近年,リハビリテーション領域におけるコーチングやコミュニケーションに対する関心の高まりを感じる.理学療法を進めていくうえで,治療技術以外の要素の必要性をどこかに感じている現れかもしれない.とはいえ,リハビリテーションのみならず,医療において最も課題となる患者の動機づけ(=モチベーション)そのものの実際に関しては,まだまだ乏しいのではないだろうか?

 今日,パソコンやスマートフォンに代表されるウェブ環境が整い,医学的知識は無料でいくらでも集めることができるようになった.これからの時代に着目すべきは,むしろ情報量ではなく,「知っていること」と「実際の行動」の溝である.多くの場合,人は自分が何をすべきなのかはすでにわかっている.しかし,それを実行し続けられるかどうかはまた別の問題である.人はそのくらい,自分1人だけでは,自らの行動を変え,習慣化させるということが難しい生き物であると言える.そのギャップを埋めるのが,これからのわれわれ療法士に求められる役割と言えよう.

 そこで今回,私からはあくまで現場実践のコーチング的視点から,臨床において患者を動機づけするための具体的なスキルと考え方について紹介したい.

理学療法におけるプレゼンテーション技術

著者: 片田圭一

ページ範囲:P.313 - P.319

はじめに

 理学療法士は,対象者に対して問診や理学療法検査・測定・評価を行うことによって問題点を導き出し,目標達成に向けた理学療法プログラムを立案し実践している.対象者の治療は,医師を主とした医療専門職の協力により実施されており,各専門職の信頼関係をもとに構築された治療によって大きな効果を生み出すことができる.そのために,理学療法士は対象者や専門職との適切な関係を築かなければならず,互いに情報を共有し治療の方向性を明確にするために的確なプレゼンテーションが必要となる.

 プレゼンテーションは,症例検討会や学術集会での発表などによって多くの理学療法士が経験しており,さまざまな場面で多数の人たちに情報を伝える手段として認識されている.加えて臨床現場では,プレゼンテーションを通じた患者との良好な関係づくりと情報収集のために「医療面接」の技法が使われ,専門職との関係づくりには「コンサルテーション」の技法が使われている.本稿では,臨床におけるプレゼンテーション技術を紹介し,対象者や他の専門職との適切な関係を築くための方策について具体的に解説する.

とびら

「縁」は人を変える

著者: 逢坂伸子

ページ範囲:P.279 - P.279

 行政に身を置き20余年となるが,その間に多くの人と出会い,さまざまな形での縁をもたせていただいた.その数は,臨床の理学療法士とは比べものにならない数だろう.私が出会う人々は,患者さんではなく住民である.療育施設,保育所,幼稚園,小・中・高校,作業所,障害者・高齢者施設,自治会館,デイサービスセンターなどなど,出会う施設もさまざまである.もちろん老人ホームなどの入所施設や自宅も出会いの場所である.

 出会う人数だけでなく,かかわる期間も臨床とは比べものにならないほど長い.私が新人のころに小学校で出会った子どもさんは今では成人し,作業所で働いている.小学生のころには,プール授業の方法や掃除当番のやり方,自宅への訪問など,必要に応じてかかわっていた.その後の中学,高校,そして現在も作業所での作業姿勢や作業内容,作業所内での体操の方法などの相談が入るたびに出向いている.20年にもわたってかかわることは,今の臨床ではほぼないことであろう.

新たな50年に向けて いま伝えたいこと・第1回【新連載】

福屋靖子

ページ範囲:P.323 - P.327

理学療法との出会い

 私は戦中戦後の食糧難の時代に育ち,自活できる仕事に就きたいと思っていました.母にも「何でもいい,自分のしたいことをしなさい」と言われていたので,病院関係の仕事を考え,偶然目にとまったのが東大の衛生看護学科だったのです.募集要項に「看護婦,保健婦等のほかにセラピストとしての理学療法士,作業療法士,言語治療士,心理療法士になれる」と書かれていて,面白そうだなと.セラピストとしては公的な資格がないと知ったのは,入学してからでした(笑).

あんてな

第49回日本理学療法学術大会(in神奈川)の企画と開催地の紹介

著者: 小山理惠子

ページ範囲:P.328 - P.334

 日本理学療法学術大会が始まって半世紀を迎えます.皆様もすでにご承知のとおり,第51回大会からは日本理学療法士学会が再組織化され,12の分科会(加えて5部門の補完領域)として開催される予定であり,2015年開催の第50回日本理学療法学術大会は記念大会と位置づけられています.第49回日本理学療法学術大会(以下,本学術大会)はこれまでの集大成となる学術大会をめざすとともに,第50回記念大会および分科会にバトンを渡す役目も感じながら,長澤弘大会長の指揮のもと,企画・運営を進めてきました.

1ページ講座 理学療法関連用語~正しい意味がわかりますか?

ニューロリハビリテーション

著者: 森岡周

ページ範囲:P.335 - P.335

●ニューロリハビリテーションとは

 脳科学成果をリハビリテーションに応用しようとする流れがある.この流れから生まれた用語がニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)である.国際的組織のThe World Federation for NeuroRehabilitationのサイトには,神経障害のリハビリテーション(Neurological rehabilitation)にかかわる専門家組織と示されている.また成書によれば,ニューロリハビリテーションは「神経系の損傷あるいは疾患によって起こる機能障害の回復を最大限に引き起こす臨床専門分野」と定義されている1)

 一方,狭義のNeurological rehabilitationではなく,運動制御・学習に関する脳科学知見を取り入れ,対象者を神経障害に限らない考え方もある.最近では,運動器疾患や疼痛患者でも皮質の再組織化が起きることがわかっている.こうしたことから,ニューロリハビリテーションをNeuroscience-based Rehabilitationの略称とする考え方も多い.筆者もこれに準じニューロリハビリテーションを「ニューロサイエンスを基盤にあるいはそれと連携しながらリハビリテーション療法を考案・介入し,その効果を検証する手続き」と定義している2).いずれにしても,ニューロリハビリテーションは,神経機能再建(neural repair)や機能系の再組織化(reorganization)を促進させ,行為を学習させる手続きと捉えることができる.

最近の患者会・家族会の活動

認知症の人と家族の会

著者: 小川正

ページ範囲:P.338 - P.338

●どのような経緯で設立されたのですか?

 設立当時はもちろん介護保険制度もなく,介護を支える社会的な仕組みは皆無と言ってよい状態であった.認知症と診断されたときに医師から「認知症は治らない病気です.治療の方法もありませんので,自宅で看てください」と言われる家族がほとんどであった.こうしたなかで家族同士が交流し,苦しみや悩みを吐き出し,励まし合い,助け合うことから認知症の人と家族の会(以下,「家族の会」)の活動が始まった.今もそれは変わっていない.

新人理学療法士へのメッセージ

理学療法士の品格

著者: 前野里恵

ページ範囲:P.336 - P.337

 2014年春,理学療法士国家試験合格おめでとうございます.前途洋洋たる皆さんは,人生という道のりの一つの門出を無事に迎えることができて,胸をなで下ろしていることでしょう.皆さんの多くは,ゆとり世代,個性重視,テレビ・ゲーム世代と言われ,何かと時代の流れに翻弄されるときを過ごしたことでしょうが,将来は確実にリハビリテーション医療界の担い手として,平和で住みよい日本に貢献してくれることと思います.

 しかし皆さんは,この合格の喜びにひたるのもつかの間,心機一転して積極的な姿勢で取り組み直すことが必要なのです.通常,理学療法士が一人前になるには3年かかると言われていますが,そのようなことは社会に出てからは通用しません.なぜなら,患者さんにしてみれば,担当の理学療法士が若かろうが,年輩であろうが,小さかろうが大きかろうが,そんなことは関係ないのです.その理学療法士がいかに自分に対して最善の理学療法を提供し,最高の回復を促してくれるかどうかが重要なのです.理学療法士になったからにはとことん頑張らなくてはなりません.そこで,私から自戒の念を込めて,皆さんにメッセージを捧げます.

甃のうへ・第13回

「セーフティプロモーション」との出会い

著者: 稲坂恵

ページ範囲:P.339 - P.339

 輸入された職業である理学療法士として多くの経験を積んできました.振り返れば,「リハビリテーション」を広めたいと街頭に立った学生時代.時を経て今,「リハビリテーション」は日本社会に根付いたのでしょうか? 答えはNoです.“失われた人権を取り戻す”という「リハビリテーション」の真の理念を理学療法士は身をもって実践し,世の中に伝えていかねばなりません.

 この思いのなか,新たな「人権」に出会いました.“何人も等しく健康と安全に暮らす権利を有する”という人権宣言で始まった「セーフティプロモーション」です.疾病予防のヘルスプロモーションに対し,「セーフティプロモーション」は傷害予防となります.この理念に感銘を受けた私は,疾病や傷害後に障害を持つ方の「リハビリテーション」から傷害前の「予防」に仕事の立ち位置を変えました.理学療法士は障害を熟知していますから,障害に至らない疾病予防や傷害予防を担える職種でもあるのです.

入門講座 拘縮・4

足関節の拘縮

著者: 大工谷新一

ページ範囲:P.341 - P.346

はじめに

 拘縮は,理学療法の対象となる機能障害のなかで大きな割合を占めるものである.したがって,拘縮は臨床現場において対応する機会も多く,研究領域ではその機序を探索するものや,予防と治療に資する実験が多く行われている.また,拘縮は学生および現職者の教育においてもその病態が捉えやすく,介入による一時的で部分的な改善も評価しやすいと思われていることから,養成校や臨床現場での教育シークエンスの初期に取り上げられることが多い印象がある.

 本稿では,いま一度拘縮の概念について簡単に整理し,特に足関節に関連する拘縮について,その機序と改善方法について解説する.

講座 低侵襲手術の今・4

食道がんに対する低侵襲手術と理学療法

著者: 亀井尚

ページ範囲:P.347 - P.355

はじめに

 食道がんに対する食道切除再建術は消化器外科手術の中でも最も侵襲の高い手術の一つである.術野は胸部,腹部,頸部の3か所に及び,手術時間は長く,縦隔操作や心臓,肺への圧排操作等は予想以上に高侵襲である.また,麻酔は分離肺換気を基本とするため,呼吸機能への影響も大きい.本邦での食道がんに対する低侵襲手術は1994年から始まり,その後,さまざまな工夫がなされ,術式,手技の変更を経て現在に至っている.麻酔の進歩とともに,周術期管理も理学療法,栄養療法を包括した形で進歩しており,以前に比べて各段に安全な手術治療が行われるようになっている.

臨床実習サブノート 臨床実習における私の工夫・1【新連載】

実習中のコミュニケーション―私ならこうする

著者: 間島和志 ,   村永信吾

ページ範囲:P.357 - P.363

臨床実習におけるコミュニケーションの目的

 コミュニケーションとは,相手を知り,自分を伝えるための手段である.そこで交わされるものは「情報」であり,コミュニケーションによって相互に情報を交換したり共有したりすることにより,信頼関係や愛情が形成され,また利害関係の調整や問題の解決が図られる.

 臨床実習におけるコミュニケーションの目的はさまざまであるが,その多くは理学療法士になるための知識や考え方,技術などといった「情報」を臨床現場から得ることを目的に行われる.さらに,臨床実習中に情報を得るべき相手は数多くあり,例えば実習指導者はもちろん,その他の理学療法士,医師や看護師などの他職種,そして何よりも患者自体がその中心的な対象となる.これら多くの対象から,学生は必要な情報を収集してこなければならない.この「情報を収集する」という能力が,学生に求められる最も重要な能力の一つであると言える.

理学療法臨床のコツ・41

階段昇降練習のコツ

著者: 高見沢圭一

ページ範囲:P.364 - P.366

はじめに

 階段昇降動作は,日常生活活動評価において多くの評価バッテリーに含まれ,かつ重要な指標の一つとなっている.臨床場面においても,自宅退院に向けてのゴール設定に,歩行や階段昇降の自立を求められることが多い.階段昇降動作は平衡機能,四肢体幹筋力,中枢神経領域での筋出力調整などさまざまな運動機能要素がかかわってくるが,本稿では最も基本となる下肢関節可動域と下肢筋活動を中心に述べる.

書評

―斉藤秀之・島村耕介・森本 榮(編集)―「プロフェッショナルを目指す!! PT卒後ハンドブック―1年目に修得したい基本スキル」

著者: 黒澤和生

ページ範囲:P.321 - P.321

 毎年,1万人以上の国家資格を取得した新人理学療法士が医療・福祉施設にとどまらずさまざまな領域に就職する.理学療法士の生涯学習システムは,1990年の「卒後教育システム検討委員会」発足から始まり,1997年新人教育プログラムの本格運用,2009年新専門理学療法士制度へと展開して,多くの理学療法士のキャリアデザイン(自分の人生における仕事の部分を,自分で自分らしく作り上げていく)の指針として注目されている.

 本書は,新人理学療法士が,国民から求められるプロフェッショナルと呼ばれるようになるまでのロードマップを記した指南書である.第1章,第2章では,編者の斉藤氏と森本氏より,プロフェッショナルとしての心構え,組織人としてのあり方について,他者からの評価をもらうまで精進すること,いかに学ぶかという学びの切り口が述べられている.第3章からは医療機関別による知識と技術の整理・展開の方法が,卒後教育に力を入れている施設の例を通して,入院からの時系列で整理されている.もう一人の編者である島村氏からは,第4章において記録,評価,症例報告,研究発表の方法が,明瞭で容易にかつ具体的に示されている.第5章では,系統別に評価から治療介入の捉え方が臨床に役立つ視点から解説されている.また,第6章・第7章では,新人理学療法士が他職種とのかかわりを通じて,職場のなかで生かす症例報告のまとめ方から,次のステップとなる学会・研修会や職域・専門性といった情報について述べられている.加えて,本書のなかには先輩理学療法士からのメッセージが綴られている.人生訓としてもありがたい内容であり,読み進んでいくなかで自らを問い直す価値ある文言に出合うことと思う.

―森皆ねじ子(著)―「ねじ子の ぐっとくる脳と神経のみかた」

著者: 網本和

ページ範囲:P.367 - P.367

●ぐっとくる

 素晴らしいとか美しいとか直截に言われるより,ぐっとくると言われたほうが,なぜだがうれしくなります.ぐっとくるというコトバの類義語には,感動する,シビレる,ハマる,などがあるようです.例えば小田和正のクリスマスコンサートで,あの吉田拓郎の歌う「落陽」を聴いたときにぐっとくる,というのが適切な例と言える(評者のようなオジサンには特に)のではないでしょうか?

お知らせ

第31回日本二分脊椎研究会/学会へ行こう 第51回日本リハビリテーション医学会/第5回顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会

ページ範囲:P.346 - P.356

第31回日本二分脊椎研究会

日 時:2014年7月5日(土)

会 場:東京大学本郷キャンパス内福武ホール

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次号予告

ページ範囲:P.327 - P.327

「作業療法ジャーナル」のお知らせ

ページ範囲:P.366 - P.366

文献抄録

ページ範囲:P.368 - P.369

編集後記

著者: 斉藤秀之

ページ範囲:P.372 - P.372

 新年度が始まり,診療報酬改訂,介護保険法の改正など地域包括ケアシステムの推進に向けての対策に翻弄されているばかりではなく,新人職員あるいは新入生の受け入れと対応にお忙しいことと想像します.迎え入れる先輩理学療法士の皆様におかれましては,多忙を理由に新人・新入生の教育を怠らず,わが国における2025年以降の課題を担う方へ,われわれの技術を伝承していきたいものです.

 さて今月号の特集は「理学療法実践に役立つコミュニケーション技術」です.コミュニケーション技術は古いようで新しいテーマで,いま社会においていっそう重要視されている専門技術ではないでしょうか? 「元々苦手だから」ではなく,技術として修練していく,修練できる,苦手な人も獲得できる技術であることを,ぜひとも本特集からつかんでください.

読者の声募集

ページ範囲:P. - P.

基本情報

理学療法ジャーナル

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1359

印刷版ISSN 0915-0552

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