icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻4号

2014年04月発行

文献概要

特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術

理学療法における問診技術

著者: 内昌之1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.291 - P.295

文献購入ページに移動
序論

 理学療法士とはどのような存在でしょうか? この問いに対する答えは,見方によりいくつかに分けられる.理学療法士は医療・福祉・介護分野において不可欠な存在で,リハビリテーションチームの一員として患者・対象者(以下,患者)の治療に従事することが本道である.

 別の観点から捉えると,理学療法士は患者の治療に携わり社会的役割を果たすと同時に,個々の症例を通してさまざまな事柄を学び,悲喜こもごもの臨床において価値観・死生観の奥深さを学び,自己研鑽の機会を享受する存在でもある.時々刻々と変化する学術的知識を生涯にわたり謙虚に学び続けて手技の向上に努めるとともに,何よりも患者の言葉に耳を傾けることがわれわれに課せられた責務と言える.

参考文献

1)阿部正和,他:臨床診断学―診察編,第2版,pp9-24,医学書院,1985
2)田崎義昭,他:ベッドサイドの神経の診かた,第17版,pp1-7,南山堂,2010
3)奈良 勲,他:理学療法のとらえ方PART 4―Clinical Reasoning,pp1-14,文光堂,2007
4)鈴木重行,他:痛みの測定・評価法―痛みを有する患者の面接・観察・運動検査・触診.理学療法23:58-66,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?