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文献概要
特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術
多職種協働に役立つ理学療法士のコミュニケーション技術
著者: 山口美和1
所属機関: 1バリアフリー倶楽部
ページ範囲:P.297 - P.304
文献購入ページに移動はじめに
理学療法士の働く環境は,職域の拡大や勤務体制の多様化などに伴い,他職種との連携がますます重要になってきている.本稿では,他職種および理学療法士にインタビューを行い,多職種協働註1)のために理学療法士にはどのような「対人コミュニケーション註2)力」が求められているのかを探った.その結果みえてきた課題や他職種とのコミュニケーションをとるうえでのポイントについて解説し,実際に役立つコミュニケーション技術を紹介する.理学療法士が対人コミュニケーションを学ぶことにはどのような意味があるのか,本稿を通して考えてみたい.
理学療法士の働く環境は,職域の拡大や勤務体制の多様化などに伴い,他職種との連携がますます重要になってきている.本稿では,他職種および理学療法士にインタビューを行い,多職種協働註1)のために理学療法士にはどのような「対人コミュニケーション註2)力」が求められているのかを探った.その結果みえてきた課題や他職種とのコミュニケーションをとるうえでのポイントについて解説し,実際に役立つコミュニケーション技術を紹介する.理学療法士が対人コミュニケーションを学ぶことにはどのような意味があるのか,本稿を通して考えてみたい.
参考文献
1)山口美和:PT・OTのためのこれで安心コミュニケーション実践ガイド,p57,医学書院,2012
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