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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻4号

2014年04月発行

文献概要

特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術

多職種協働に役立つ理学療法士のコミュニケーション技術

著者: 山口美和1

所属機関: 1バリアフリー倶楽部

ページ範囲:P.297 - P.304

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はじめに

 理学療法士の働く環境は,職域の拡大や勤務体制の多様化などに伴い,他職種との連携がますます重要になってきている.本稿では,他職種および理学療法士にインタビューを行い,多職種協働註1)のために理学療法士にはどのような「対人コミュニケーション註2)力」が求められているのかを探った.その結果みえてきた課題や他職種とのコミュニケーションをとるうえでのポイントについて解説し,実際に役立つコミュニケーション技術を紹介する.理学療法士が対人コミュニケーションを学ぶことにはどのような意味があるのか,本稿を通して考えてみたい.

参考文献

1)山口美和:PT・OTのためのこれで安心コミュニケーション実践ガイド,p57,医学書院,2012
2)匿名希望:教育現場にひそむ「同僚ストレス」.看護学雑誌73:19-21,2009
3)Gibb JR(著),三隅二不二(監訳):信頼形成のための風土 感受性訓練,日本生産性本部,1971 [Bradford LP,et al,三隅二不二(監訳):感受性訓練―Tグループの理論と方法,日本生産性本部,1971]
4)南山短期大学人間関係科(監),津村俊充,他(編):人間関係トレーニング―私を育てる教育への人間学的アプローチ,第2版,p69,ナカニシヤ出版,2005
5)Gordon T(著),近藤千恵(訳):ゴードン博士の人間関係をよくする本―自分を活かす相手を活かす,p107,大和書房,2002
6)石井 敏,他(編):異文化コミュニケーション事典,春風社,2013
7)京極 真:信念対立解明アプローチ入門,中央法規出版,2012
8)近藤千恵:人間関係を育てるものの言い方―「あなた」も「私」も大切にする自己表現法女性のための人間関係講座・実践編,大和書房,1995
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10)鷹野和美(編著):チーム医療論,医歯薬出版,2002
11)高橋克徳:職場は感情で変わる,講談社現代新書,2009
12)Risos GR,他(著),高岡よし子(訳):エニアグラム-あなたを知る9つのタイプ 基礎編,角川書店,2001
13)中島由美:回復期リハビリテーション病棟における看護・介護スタッフとの協業.PTジャーナル39:419-425,2005
14)中村一彦,他:職場における協働の創生―その理論と実践.人間関係研究9:1-34,2010
15)日本看護協会:日本の医療を救え―看護職の健康と安全を守ることが患者の健康と安全を守る,2011 http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/shuroanzen/jikan/pdf/sukue.pdf(2014年1月20日閲覧)
16)橋内 武:ディスコース―談話の織りなす世界,くろしお出版,1999
17)半田一登:チーム医療における理学療法士の役割.PTジャーナル45:915-920,2011
18)深田博己:インターパーソナル・コミュニケーション―対人コミュニケーションの心理学,北大路書房,1998
19)星野欣生:職場の人間関係づくりトレーニング,金子書房,2007
20)Adams L,他(著),近藤千恵(訳):自分らしく生きるための人間関係講座,大和書房,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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