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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻4号

2014年04月発行

文献概要

臨床実習サブノート 臨床実習における私の工夫・1【新連載】

実習中のコミュニケーション―私ならこうする

著者: 間島和志1 村永信吾2

所属機関: 1亀田クリニックリハビリテーション室 2亀田メディカルセンターリハビリテーション事業管理部

ページ範囲:P.357 - P.363

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臨床実習におけるコミュニケーションの目的

 コミュニケーションとは,相手を知り,自分を伝えるための手段である.そこで交わされるものは「情報」であり,コミュニケーションによって相互に情報を交換したり共有したりすることにより,信頼関係や愛情が形成され,また利害関係の調整や問題の解決が図られる.

 臨床実習におけるコミュニケーションの目的はさまざまであるが,その多くは理学療法士になるための知識や考え方,技術などといった「情報」を臨床現場から得ることを目的に行われる.さらに,臨床実習中に情報を得るべき相手は数多くあり,例えば実習指導者はもちろん,その他の理学療法士,医師や看護師などの他職種,そして何よりも患者自体がその中心的な対象となる.これら多くの対象から,学生は必要な情報を収集してこなければならない.この「情報を収集する」という能力が,学生に求められる最も重要な能力の一つであると言える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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