理学療法ジャーナル48巻5号

2014年05月発行

1ページ講座 理学療法関連用語～正しい意味がわかりますか？

発達指数

著者： 臼田由美子¹

所属機関： ¹群馬県立小児医療センターリハビリテーション課

ページ範囲：P.435 - P.435

　発達指数（developmental quotient：DQ）は小児期の身体・精神機能の発達を評価する発達検査の結果として算出される，発達年齢（developmental age：DA）を暦年齢の比で示したものである．
① 算出式：DQ＝DA÷暦年齢×100
② 対象：発達課題が明確で，個体差の少ない乳幼児期に用いられることが多い．
③ 判定基準（新版K式の場合）：正常80～120，境界域70～79，遅滞69以下

参考文献

1）飯沼一宇：心理検査，わかりやすい小児の検査マニュアルとそのコツ，診断と治療社，2001

2）北原　佶，他：小児リハビリテーションの評価尺度，発達の評価尺度．臨床リハ9：1058-1067，2001

3）栗原まな：発達検査・知能検査・言語検査，目でみる小児のリハビリテーション，第2版，pp17-19，診断と治療社，2011

4）村上貴孝：神経発達の評価法―発達指数の評価．小児科診療5：739-745，2012