icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル48巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 臨床実習教育の実態と展望 都道府県理学療法士会からみた臨床実習教育の実態と展望

1.福岡県士会の取り組み

著者: 明日徹12

所属機関: 1公益社団法人福岡県理学療法士会 2産業医科大学病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.495 - P.500

文献購入ページに移動
はじめに

 公益社団法人福岡県理学療法士会(以下福岡県士会)は1969年に設立され,今年で45年目を迎える.福岡県の理学療法士養成機関は,1966年にわが国で3番目に開校した旧労働省管轄の労働福祉事業団九州リハビリテーション大学校が始まりで,そこを巣立った多くの先輩方が全国で理学療法士教育の中核を担っておられる.

 本稿では,福岡県の臨床実習教育の実態と展望を述べる.特に近年,福岡県士会執行部と養成校教員が一堂に会し,卒前・卒後教育,主に臨床実習教育に関することを議題とする意見交換会の開催を開始した.その開催までの経緯を含め,内容の紹介と福岡県士会としての臨床実習教育への今後の対応について展望を述べる.

参考文献

1)日本理学療法士協会:理学療法白書2012―絆をはぐくむ理学療法士,日本理学療法士協会,2012
2)石橋敏郎,他:臨床実習成績評価表の統一に関する意識調査.理学療法福岡19:25-28,2006
3)永尾泰司,他:臨床実習成績評価表の福岡統一形式案を考える―現状の課題と展望.理学療法福岡20:47-52,2007
4)小川克巳:臨床実習教育の変遷と展望.PTジャーナル40:5-11,2006
5)中川法一:第2章 臨床実習の現状をみる.中川法一(編):セラピスト教育のためのクリニカル・クラークシップのすすめ,第2版,pp12-25,三輪書店,2013
6)総務省統計局:産業別新規学卒者の初任給の推移<平成元年~平成25年> http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_ & tclassID=000001014754 & cycleCode=0 & requestSender=dsearch(2014年3月15日閲覧)
7)大橋ゆかり:臨床実習における教員と指導者の役割と連携.PTジャーナル41:193-199,2007
8)高橋精一郎:理学療法学教育における臨床実習の現状と展望.PTジャーナル47:373-379,2013
9)中川法一(編):セラピスト教育のためのクリニカル・クラークシップのすすめ,第2版,三輪書店,2013
10)半田一登:急増する新人理学療法士に対する理学療法士協会の取り組み.PTジャーナル43:23-28,2009
11)福井 勉,他:大量養成時代に求められる教育のあり方.PTジャーナル43:5-16,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?