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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻1号

2015年01月発行

文献概要

特集 姿勢と歩行—理学療法士の診るべきこと 生理的変化か異常か適応か? 各病態における姿勢と歩行の解釈

3.COPD患者における姿勢と歩行

著者: 浅香満1 千木良佑介1

所属機関: 1高崎健康福祉大学保健医療学部理学療法学科

ページ範囲:P.39 - P.47

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はじめに

 われわれは,体内で生じている事象に特有の姿勢をとることにより対応している.姿勢に影響を及ぼす因子としては,器質的因子,心理面,生活習慣,生活環境,衣服等多くの因子が挙げられる.例えば,心理的に不調のときは「肩を落とし,うつむき傾向」にあることが多い.呼吸に関して言えば,高強度の負荷が身体にかかったとき,「体幹を前傾」し「両手を前方に支持」し「肩甲帯を使って呼吸をして」呼吸の回復を図る.慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)や喘息の患者が呼吸困難時にとる姿勢は,起座呼吸など臥位よりも座位をとっていることが多い.

 本稿では,COPDを中心とした呼吸不全患者がとりやすい姿勢について関連する基礎知識や,姿勢が呼吸に与える影響についてまとめる.理学療法の臨床における評価・考察の一助となれば幸いである.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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