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特集 地域包括ケアシステムと小児理学療法
通所系小児理学療法と社会参加支援
著者: 高橋一史1
所属機関: 1茨城県立医療大学付属病院リハビリテーション部理学療法科
ページ範囲:P.1009 - P.1013
文献購入ページに移動医療の進歩に伴って多くの幼い生命が救われる一方で,人工呼吸器,気管切開,経管栄養などの医療的ケアが必要な子供たちは増えてきている1).新生児集中治療室(neonatal intensive care unit:NICU)や小児集中治療室(pediatric intensive care unit:PICU),後方支援病床は満床となり,医療的ケアを必要する多くの障がい児が在宅生活へ移行している.しかし,在宅生活に移行しても育児不安,虐待,療育施設やレスパイト施設の不足,資源はあっても制度が使えない地域,在宅往診の不足など障がい児が在宅生活を送るうえでの問題は多い2).そうしたなかで,通所・通院小児理学療法に携わる理学療法士は地域療育関係者と密に連携・協働を図りながら在宅生活を送る子供たちを支えなければならない.
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