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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻2号

2015年02月発行

文献概要

特集 障害者権利条約の実現と理学療法

障害者権利条約の具現化に向けて

著者: 長瀬修1

所属機関: 1立命館大学生存学研究センター

ページ範囲:P.109 - P.115

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はじめに

 2014年1月の批准を受けて,日本でも2014年2月から障害者権利条約が効力をもっている.本稿では,障害者権利条約(以下,条約)がめざすものと,条約の基本的な考え方(社会モデル,差別禁止,合理的配慮)を取り上げる.また,日本国内での条約批准に向けての取り組みを振り返るとともに,日本への総括所見骨子案を通じて,条約実施の今後の課題を探る.

参考文献

1)長瀬 修(編):わかりやすい障害者の権利条約—知的障害のある人の権利のために.全日本手をつなぐ育成会,2009
2)アムネスティインターナショナル:私たちの生活を支えている「人権」と「権利」 http://www.amnesty.or.jp/human-rights/what_is_human_rights/our_life_and_human_rights.html(2014年10月27日閲覧)
3)長瀬 修:多文化共生と障害の文化モデル—一人ひとりへの合理的配慮.加賀美常美代(編):多文化共生論.pp221-245,明石書店,2013
4)Quinn G:“Resisting the“Temptation of Elegance”:Can the Rights of Persons with Disabilities Socialize States to Right Behaviour?”Arnadottir OM, et al(eds):the UN Convention on the Rights of Persons with Disabilities, European and Scandinavian Perspectives. pp215-256, Martinus Nijhoff Publishers, Leiden, 2009
5)長瀬 修(訳):中国の第1回報告に関する総括所見 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/CRPD-C-CHN-CO-1_jp.html(2014年10月29日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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