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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻2号

2015年02月発行

文献概要

臨床実習サブノート 臨床実習における私の工夫・11

症例発表—私ならこうする

著者: 石井光昭1

所属機関: 1佛教大学保健医療技術学部理学療法学科

ページ範囲:P.165 - P.170

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はじめに

 学生時代の症例発表は,臨床実習の集大成として目標に到達しているかを判断されるものであるとともに,就職してからの職場でのケースカンファレンスや学会発表の礎となるものである.症例プレゼンテーションスキルは,臨床能力の重要な指標である.学生時代の発表は,その能力を培うための大事なステップである.しかし,「臨床家は洗練された症例報告者であるべき」という言葉1)があるように,症例プレゼンテーションの技術は,生涯にわたって謙虚に学習されていくべきものである.

参考文献

1)Jenicek M(著),西 信雄,他(訳):EBM時代の症例報告.医学書院,2002
2)鈴木富雄:基本的臨床能力への招待—症例提示(プレゼンテーション)の仕方.診断と治療90:969-974,2002
3)齋藤中哉:臨床医のための症例プレゼンテーションA to Z.医学書院,2008
4)柏木宏彦:臨床介入過程.松尾善美(編),理学療法士臨床判断フローチャート.pp38-50,文光堂,2009
5)Kleinman A(著),江口重幸,他(訳):病の語り—慢性の病いをめぐる臨床人類学.誠信書房,1996
6)南郷栄秀:“患者にやさしい医療面接”から“こころを癒す精神療法”へ—医療面接の基本と客観的臨床能力試験(OSCE).臨評価40:395-400,2013
7)上田 敏:ICF(国際生活機能分類)の理解と活用—人が「生きること」「生きることの困難(障害)」をどうとらえるか.萌文社,2005
8)斎藤清二:Narrative Based Medicine—医療におけるナラティブ・アプローチと物語能力.総合リハ41:35-40,2013
9)平木典子:アサーション入門—自分も相手も大切にする自己表現法.講談社現代新書,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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