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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻3号

2015年03月発行

文献概要

特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び

「宮古・山田訪問リハビリステーションゆずる」の支援活動と課題

著者: 石田英恵1 櫻田義樹2

所属機関: 1宮古・山田訪問リハビリステーションゆずる 2一般財団法人訪問リハビリテーション振興財団

ページ範囲:P.227 - P.231

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はじめに

 未曽有の大震災から約2年後,2013年4月に宮古・山田訪問リハビリステーションゆずる(以下,「ゆずる」)が開設された.「ゆずる」は,「東日本大震災復興特別区域法(以下,復興特区法)」において,「病院・診療所・老人保健施設」以外の法人であっても,医療機関との連携の下であれば開設が可能となった療法士単独型の訪問リハビリステーションである.

 運営母体は一般財団法人訪問リハビリテーション振興財団(以下,財団)であり,被災地の復興を第一義として日本理学療法士協会,日本作業療法士協会,日本言語聴覚士協会の共同出資により2012年10月に設立された.翌月には1つ目の事業所「浜通り訪問リハビリステーション」が福島県で開設され,2つ目の事業所として「ゆずる」が岩手県で開設された.そして,2014年10月に3つ目の事業所「気仙沼訪問リハビリステーション」が宮城県で開設された.

 本稿では,「ゆずる」の実際の活動を紹介するとともに,今後の課題を提示していく.

参考文献

1)大野かおり,他:復興住宅住民の健康と生活を支える援助.神戸看短大学紀20:91-96,2001
1)松井一人,他:東日本大震災復興特別区域法における訪問リハビリテーション事業所での理学療法士の活動.PTジャーナル48:203-209,2014
2)山本正徳:超高齢化社会を迎える被災地の復興計画.日老医誌49:713-714,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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