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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻4号

2015年04月発行

文献概要

臨床実習サブノート 臨床実習における私の工夫・12

学生へのメッセージ

著者: 福井勉1

所属機関: 1文京学院大学大学院保健医療科学研究科

ページ範囲:P.357 - P.361

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はじめに

 臨床実習が終了して大学に帰ってくる学生に会うと,実習に行く前と比較して数段成長していることを実感します.そのなかでも特に対人能力やメタ認知の向上を強く感じます.さまざまな環境でそれぞれ異なる実習を行うにもかかわらず,このようなことが生じることは不思議でもあります.近い将来自分が実際に仕事として行うことを体験することで強くイメージされ,漠然としていた将来像がうっすらと見えてくるのでしょう.多くの学生が実習指導者に影響を受け,なかには一生のモデルとなるケースもあります.教育機関が違っても,臨床実習に関しては指導者も同じ道を通過したことで共感を生むことも多いと思います.

 さて,昔も今も変わらないのは,学生は臨床実習をさせていただいている立場であることです.そのようななかで,臨床実習において学生の陥りやすいことを挙げ,そのなかから臨床実習における心構えを中心に,「学生へのメッセージ」を述べさせていただきます.

参考文献

1)稲盛和夫:生き方—人間として一番大切なこと.サンマーク出版,2004
2)マイク・リットマン,他(著),河本隆行(監訳):史上最高のセミナー.きこ書房,2006
3)ケリー・マクゴニガル(著),神崎朗子(訳):スタンフォードの自分を変える教室.大和書房,2012
4)山口美和:PT・OTのためのこれで安心コミュニケーション実践ガイド.医学書院,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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