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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻4号

2015年04月発行

文献概要

書評

—鈴木重行(編著)/平野幸伸・鈴木敏和(著)—「ID触診術(第2版)—Individual Muscle Palpation」

著者: 沖田実1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科運動障害リハビリテーション学分野

ページ範囲:P.363 - P.363

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 このたび,鈴木重行先生編集の『ID触診術 第2版』が上梓された.いうまでもなくIDとはindividualの略称であるが,本書では「個別の骨格筋」という意味合いで用いられている.理学療法士や作業療法士を中心としたリハビリテーション専門職ならびにスポーツトレーナーなどにとっては,個々の骨格筋の触察は筋緊張異常や筋性拘縮などといった骨格筋病変の把握,あるいは痛みの発生源やその原因の探索などを進めるうえで必須の評価技術であり,本書の初版はその意味でバイブル的な役割を担ってきたと思っている.

 そして,今回の改訂では初版の読者からのリクエストに応えるようさらに改良・工夫が施されており,学生や新卒者といった初学者にとっても活用しやすいものになっている.特に,骨格筋の触察の基本事項が整理され,骨学の講義・演習にも利用できるほどのボリュームをもって骨格筋の触察の際のポイントとなる骨のランドマークについて解説されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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