icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル49巻5号

2015年05月発行

文献概要

入門講座 臨床に活かす理学療法研究・1【新連載】

研究活動を支援する職場とテーマの発見

著者: 森尾裕志1 渡辺敏1 平木幸治1 横山仁志1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.449 - P.454

文献購入ページに移動
はじめに

 近年,日本理学療法学術大会への演題応募は2,000題を超えているが,理学療法士の全体の数が10万人であることを考えると,その割合は2%に過ぎず,地方会あるいは他学会への発表を考慮しても十分とは言えない.多くの臨床現場では日々の業務に忙殺され,その重要性は認識しつつも「研究」活動にまで至らないのが現状であると考えている.本稿では,当院の研修システムを例に挙げ,臨床研究を行ううえでの体制について考えてみたい.

参考文献

1)森尾裕志,他:理学療法士教育の現状と課題—病院での教育の現状と課題.理学療法22:1368-1374,2005
2)下山晴彦:事例研究.下山晴彦・丹野義彦(編):[講座臨床心理学2]臨床心理学研究,pp61-81,東京大学出版会,2001
3)渡辺 学:フィードバックから症例研究へ—研究的な視点を持った症例検討.理学療法—臨床・研究・教育21:3-7,2014
4)望月 久:バランスのとらえ方とその評価,および改善への考え方.理学療法研究長野34:2-6,2006
5)対馬栄輝:研究とは何だろう? なぜ研究が必要なのか? 理学療法27:352-356,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?