文献詳細
文献概要
とびら
四十にして惑わず?
著者: 小塚佳寿子1
所属機関: 1社会医療法人禎心会病院リハビリテーション部理学療法科
ページ範囲:P.587 - P.587
文献購入ページに移動 昨年私は40歳の誕生日を迎えた.知人より「不惑の世界にようこそ」とのメッセージが届き,思わず考え込んでしまった.最近の自分は惑ってばかりではないか.
「不惑」とは,言うまでもなく孔子の『論語』に出てくる言葉である.「十五のとき学問で生きていくことを決心し,三十で自立.四十のときに心の迷いがなくなった.五十に天命をさとり,六十のときに何を聞いても素直に受け入れることができるようになり,七十で自分がしたいと思う言動をしても人の道を踏み外すことがなくなった」と学生時代に教わった.当時は何気なくこの言葉を聞き,「年をとってこうなったらすごいなあ」と思ったが,その後思い出す機会などなかった.今,その不惑と呼ばれる四十を迎えている.
「不惑」とは,言うまでもなく孔子の『論語』に出てくる言葉である.「十五のとき学問で生きていくことを決心し,三十で自立.四十のときに心の迷いがなくなった.五十に天命をさとり,六十のときに何を聞いても素直に受け入れることができるようになり,七十で自分がしたいと思う言動をしても人の道を踏み外すことがなくなった」と学生時代に教わった.当時は何気なくこの言葉を聞き,「年をとってこうなったらすごいなあ」と思ったが,その後思い出す機会などなかった.今,その不惑と呼ばれる四十を迎えている.
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