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書評 人工関節のリハビリテーション—術前・周術期・術後のガイドブック
著者: 加藤浩1
所属機関: 1九州看護福祉大学大学院
ページ範囲:P.665 - P.665
文献購入ページに移動 関節軟骨や関節構成体の退行変性によって起こる変形性関節症は,国内では関節リウマチの約10倍の700万人から1,000万人の患者がいると推定されている.特に変形性膝関節症においては,毎年90万人が新たに発病しているとの報告もあり,変形性股関節症・変形性膝関節症の患者の治療に携わる理学療法士は少なくないであろう.手術療法としては関節温存手術と人工関節置換術の2つがあるが,ご存じのとおり日本の急性期病院においては,在院日数の短縮が加速化しており,今後,人工関節置換術の治療選択はますます重要視されるであろう.
そのような社会情勢のなか,苑田会人工関節センター病院では,なんと1,000件以上/年(2014年実績)の手術件数の実績があり,優れた術後成績を残している.この数値は約100件/月のペースで手術を行っていることを意味しており,人工関節置換術に関しては日本屈指の病院の一つと言えよう.今,その病院の医師,理学療法士,看護師が中心となり,これまでの経験とノウハウ(技術・知識)をそれぞれの専門的立場から,リハビリテーションの視点で整理しまとめ上げられたのがこの書籍である.
そのような社会情勢のなか,苑田会人工関節センター病院では,なんと1,000件以上/年(2014年実績)の手術件数の実績があり,優れた術後成績を残している.この数値は約100件/月のペースで手術を行っていることを意味しており,人工関節置換術に関しては日本屈指の病院の一つと言えよう.今,その病院の医師,理学療法士,看護師が中心となり,これまでの経験とノウハウ(技術・知識)をそれぞれの専門的立場から,リハビリテーションの視点で整理しまとめ上げられたのがこの書籍である.
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