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書評 —野村卓生(著)—「糖尿病治療における理学療法—戦略と実践」 フリーアクセス
著者: 市橋則明1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
ページ範囲:P.861 - P.861
文献購入ページに移動30年後の現在,日本糖尿病理学療法学会の登録人数(2015年4月1日現在)は3,015人であり,多くの運動器疾患にかかわる日本運動器理学療法学会が6,410人であることを考えると非常に多くの理学療法士が糖尿病の理学療法に関心を持っていることがわかる.理学療法士が担当する患者のなかには合併症として糖尿病を有する者が非常に多い.また,近年糖尿病教室なども盛んに行われるようになっており,チーム医療のなかで理学療法士の参加は必要となっている.一方で,糖尿病の理学療法の教育に関しては,内部疾患の一つとしてリスク管理などの観点で学ぶ機会はあるものの,教科書の一つの章にまとめられていることがほとんどである.
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