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学会印象記
—第52回日本リハビリテーション医学会学術集会—多様な専門性をつなぐ,学際的なリハビリテーション医学の役割を感じた学会
著者: 小林量作1
所属機関: 1新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
ページ範囲:P.865 - P.867
文献購入ページに移動 2015年5月28日(木)から30日(土)までの3日間,新潟市の朱鷺メッセにおいて第52回日本リハビリテーション医学会学術集会が,慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室教授の里宇明元先生の会長の下で開催された.メインテーマの「今を紡ぎ,未来につなぐ」は,「リハビリテーション医学・医療にかかわる者一人ひとりが,それぞれの置かれている環境や立場のなかで,今できること,なすべきことを丁寧に紡ぎながら,学術集会という集いの場に成果を持ち寄り,それぞれの糸を1本の太い糸に束ね,力強く未来につなげていきたい」という願いをこめたものである.内容は特別講演8,教育講演14,シンポジウム8,パネルディスカッション3などのプログラムが総数で60余り,一般演題795題,ポスター演題261題,参加者3,300人余りと盛会のうちに終了した.
今回のように学会開催場が地方都市で行われたことは,大都市における高額な会場費などを含めた運営費の高騰も1つの理由として考慮したものと推測される.アクセスが良く,1か所の会場で開催できる地方都市が開催地候補になるという方向性を示すものとも考えられる.ひと昔前と異なり,通信技術の高度化は,学会長所属地域から相当に離れた遠隔地域であっても十分に開催可能になっている.筆者にとって朱鷺メッセは行き慣れた会場であり,どの学会でも最初に経験する会場マップの理解に苦労することもなく,非常に安心して会場移動ができた.
今回のように学会開催場が地方都市で行われたことは,大都市における高額な会場費などを含めた運営費の高騰も1つの理由として考慮したものと推測される.アクセスが良く,1か所の会場で開催できる地方都市が開催地候補になるという方向性を示すものとも考えられる.ひと昔前と異なり,通信技術の高度化は,学会長所属地域から相当に離れた遠隔地域であっても十分に開催可能になっている.筆者にとって朱鷺メッセは行き慣れた会場であり,どの学会でも最初に経験する会場マップの理解に苦労することもなく,非常に安心して会場移動ができた.
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