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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル50巻1号

2016年01月発行

文献概要

特集2 これまでの10年とこれからの10年—理学療法の発展と課題と夢

ロボットを利用した理学療法

著者: 北島昌輝1

所属機関: 1佐賀大学医学部附属病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.41 - P.43

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 政府は,「日本再興戦略」改訂2014において,「ロボットによる新たな産業革命」の実現に向けた取り組みを各方面で推進している.医療・介護の分野も例外ではなく,発症後早期に社会復帰できる社会をめざし,歩行をはじめとした移動支援,移乗の介助等を行うロボットの開発,臨床応用,普及拡大が進められている.

 そのようななか,佐賀大学医学部附属病院(以下,当院)では,2014年10月にロボットリハビリテーション外来を開設した.主に生活期の脳卒中後遺症片麻痺,頭部外傷後遺症,脊髄損傷,多発性硬化症などの患者を対象とし,そのうち痙性麻痺を有する者には,痙縮を抑制する効果のあるボツリヌス療法を併用しながら,ロボットを利用した理学療法を行っている.

参考文献

1)浅見豊子:脳卒中装具療法の実際.脳と循環19:31-36,2014
2)大畑光司:「歩行アシスト」を用いたリハビリテーション.Clin Eng 25:149-153,2014
3)山海嘉之,他:サイバニクスを駆使したHAL(Hybrid Assistive Limbs)最前線.分子脳血管病11:261-270,2012
4)蜂須賀研二:脳卒中リハビリテーションにおけるロボット支援訓練.脳外誌21:534-540,2012
5)ロボット革命実現会議:ロボット新戦略.経済産業省発表資料:63-70,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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