文献詳細
特集2 これまでの10年とこれからの10年—理学療法の発展と課題と夢
文献概要
これまでの10年
口から栄養を摂取し排泄を行うまでの一連の活動は生きていくうえで欠かせないものであり,QOLそのものである.特に,摂食・嚥下障害が改善されたときの患者,家族,担当した療法士の喜びは格別である.
筆者が理学療法士免許を取得した当時,摂食・嚥下障害に関する書籍は少なく未開拓の分野であった.関連職種の数も少なく,多くの病院で嚥下障害患者を担当するのは呼吸の知識と技術を有する理学療法士であった.
口から栄養を摂取し排泄を行うまでの一連の活動は生きていくうえで欠かせないものであり,QOLそのものである.特に,摂食・嚥下障害が改善されたときの患者,家族,担当した療法士の喜びは格別である.
筆者が理学療法士免許を取得した当時,摂食・嚥下障害に関する書籍は少なく未開拓の分野であった.関連職種の数も少なく,多くの病院で嚥下障害患者を担当するのは呼吸の知識と技術を有する理学療法士であった.
参考文献
1)Shaker R, et al:Augmentation of deglutitive upper esophageal sphincter opening in the elderly by exercise. Am J Physiol 272:1518-1522, 1997
2)Shaker R, et al:Rehabilitation of swallowing by exercise in tube-fed patients with pharyngeal dysphagia secondary to abnormal UES opening. Gastroenterology 122:1314-1321, 2002
3)森 憲一,他:摂食・嚥下障害に対する徒手的理学療法の試み.徒手的理療3:9-14,2003
4)森 憲一,他:摂食・嚥下障害に対する理学療法—特に徒手的治療手技を試みた脳障害の2症例.日摂食嚥下リハ会誌7:151-158,2003
5)石川 朗:理学療法における呼吸ケアとリハビリテーションの視点.大阪府理学療法士会生涯学習部呼吸器疾患講習会講義資料,2015
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