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特集2 これまでの10年とこれからの10年—理学療法の発展と課題と夢
ウィメンズヘルスと理学療法—これまでとこれから
著者: 石井美和子1
所属機関: 1
ページ範囲:P.65 - P.67
文献購入ページに移動はじめに
最近,理学療法士の間で女性の健康問題への関心が著しく高まっている.全国各地でウィメンズヘルスをメインテーマとした団体やスタディグループの発足,関連内容を扱った講習会の開催が相次ぎ,今後さらにその勢いは増す感がある.本稿では,本邦のウィメンズヘルス分野に関する理学療法の現在とそこに至るまでのこの10年前後の流れに触れるとともに,今後の発展の方向性について筆者が期待するところ,その発展のために性差を考慮した健康支援への社会の期待に応えるためにクリアすべきわれわれの課題について私見を述べる.
最近,理学療法士の間で女性の健康問題への関心が著しく高まっている.全国各地でウィメンズヘルスをメインテーマとした団体やスタディグループの発足,関連内容を扱った講習会の開催が相次ぎ,今後さらにその勢いは増す感がある.本稿では,本邦のウィメンズヘルス分野に関する理学療法の現在とそこに至るまでのこの10年前後の流れに触れるとともに,今後の発展の方向性について筆者が期待するところ,その発展のために性差を考慮した健康支援への社会の期待に応えるためにクリアすべきわれわれの課題について私見を述べる.
参考文献
1)松谷綾子:女性のためのリハビリテーションとは? ウィメンズヘルス理学療法研究会(編):ウィメンズヘルス リハビリテーション.メジカルビュー社,pp2-12,2014
2)International Organization of Physical Therapy in Women's Health:Scope of Practice, 1-2, 2013
3)特集Women's Health Care.理学療法21:795-853,2004
4)Smith MD, et al:Disorders of breathing and continence have a stronger association with back pain than obesity and physical activity. Aust J Physiother 52:11-16, 2006
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