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特集2 これまでの10年とこれからの10年—理学療法の発展と課題と夢
病期別理学療法の歴史—回復期理学療法
著者: 小泉幸毅1
所属機関: 1医療法人共和会小倉リハビリテーション病院臨床サービス部
ページ範囲:P.93 - P.96
文献購入ページに移動回復期理学療法は,回復期リハビリテーション病棟が制度化されて以降は,もっぱら回復期リハビリテーション病棟の一機能として位置づけられる.そこで,まずは回復期リハビリテーション病棟誕生の経緯にふれておきたい.
1995年に日本リハビリテーション病院・施設協会の「リハビリテーション医療のあり方〜その1」のなかで,回復期のリハビリテーションを目的とした新たなリハビリテーションケアユニット構想が提案された.それには,療養環境の改善,チームアプローチの充実,病床数,スタッフの専従配置などが示されており,回復期リハビリテーション病棟の原形といえよう.
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