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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル50巻1号

2016年01月発行

文献概要

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書評 —Robert Schleip,他(著)/竹井 仁(監訳)—「人体の張力ネットワーク 膜・筋膜—最新知見と治療アプローチ」

著者: 黒澤和生1

所属機関: 1国際医療福祉大学小田原保健医療学部

ページ範囲:P.107 - P.107

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 このたび,竹井仁先生監訳『人体の張力ネットワーク 膜・筋膜—最新知見と治療アプローチ』(Fascia:the tensional network of the human body)が医歯薬出版から出版された.筋骨関節系の疼痛と変調を扱う治療家にとってfascia(以下,筋膜)ほど謎多き組織はないであろう.

 竹井先生は,15年ほど前から日本徒手理学療法学会主催の筋膜リリース講習会を開催している.筋膜リリースには,① Osteopathyから始まった筋膜リリース,② 理学療法士のJohn F. Barnesが発展させた新たな筋膜リリース,③ Luigi Steccoが提唱する筋膜マニピュレーションの流れがある.竹井仁先生は,1995年Myofascial ReleaseⅠ・Ⅱ(John F. Barnesのコース),The Upledger institute(Osteopathy)のCranioSacral TherapyⅠ,Strain and CounterstrainⅠ・ⅡやMuscle Energyコースから始まり,2012〜2015年にかけて,Luigi Steccoの講習会(Fascial Manipulation LevelⅠ,Fascial Manipulation LevelⅡ・Ⅲ)も修了されており,日本における筋膜治療の第一人者である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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