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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル50巻2号

2016年02月発行

文献概要

特集 最新の糖尿病治療と運動療法

糖尿病に対するチーム医療と理学療法士のかかわり

著者: 片田圭一1 浅利香2 藤井寿美枝3

所属機関: 1石川県リハビリテーションセンター支援課 2石川県立中央病院リハビリテーション部 3石川県立中央病院糖尿病・内分泌内科

ページ範囲:P.171 - P.178

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はじめに

 糖尿病治療では,専門職がチームで療養指導を行うことが推奨されている.教育入院プログラムやクリニカルパスにおいて多職種が連携するとともに,糖尿病教室では各専門職が専門分野の講義を担当し,外来においても役割分担がなされている.チーム医療では,症例検討会や回診において情報の共有と治療方法などの確認を行い,統一の目標に向かって患者・家族とともに治療が行われている.

 そこで,理学療法士がチーム医療のなかで他の専門職と協力し,適切な運動療法の実践と継続を支援するためのかかわりについて考えてみたい.

参考文献

1)日本糖尿病学会(編):科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013.pp295-306,南江堂,2013
2)Wing RR, et al;Diabetes Prevention Program Research Group:Achieving weight and activity goals among diabetes prevention program lifestyle participants. Obes Res 12:1426-1434, 2004
3)Shojania KG, et al:Effects of quality improvement strategies for type 2 diabetes on glycemic control:a meta-regression analysis. JAMA 296:427-440, 2006
4)Davies Mj, et al;Diabetes Education and Self Management for Ongoing and Newly Diagnosed Collaborative:Effectiveness of the diabetes education and self management for ongoing and new1y diagnosed(DESMOND)prograrmme for people with newly diagnosed type 2 diabetes:cluster randomised controlled trial. BMJ 336:491-495, 2008
5)日本糖尿病療養指導士認定機構(編):日本糖尿病療養指導士ガイドブック2015.p8,メディカルレビュー,2015
6)小林祥泰(編):脳卒中データバンク2015.pp80-81,中山書店,2015
7)日本糖尿病理学療法学会ウェブサイト.http://jspt.japanpt.or.jp/jsptdm/(2015年9月20日閲覧)
8)清野 裕,他(監),大平雅美,他(編):糖尿病の理学療法.pp35-42,メジカルビュー,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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