文献詳細
文献概要
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編集後記
著者: 福井勉
所属機関:
ページ範囲:P.340 - P.340
文献購入ページに移動 年が明けたと思ったらもう2月,国家試験の季節である.読書諸氏が皆通り抜けた最初の関門である.思えば私も34年も前に試験を受けたことになる.試験というとあまり良い思い出はないが,学生に言うだけでは駄目だと自分自身でも毎年1回受けているTOEIC試験に老眼鏡を忘れてしまった.リスニングはまだしも,リーディングのときは英語の文字がかすれて読めず,あえなく降参となった.国家試験のときには老眼鏡はいらなかったのだが,仕方ないと試験会場を後にした.
時代が変化していくなかで理学療法も当然,進歩をしてきたわけだが,このところ物理療法に関する基礎科学の研究成果がとても興味深い.われわれにとってやはり重要なことは症例に対する還元であるが,このあたりも物理療法を活用した新たな治療戦略が数多く報告されてきている.TENSは鎮痛目的の電気治療として使われてきているが,運動療法よりはやや,治療基準を画一化しやすく今後も多くのエビデンスに結びつけてほしいと願っている.
時代が変化していくなかで理学療法も当然,進歩をしてきたわけだが,このところ物理療法に関する基礎科学の研究成果がとても興味深い.われわれにとってやはり重要なことは症例に対する還元であるが,このあたりも物理療法を活用した新たな治療戦略が数多く報告されてきている.TENSは鎮痛目的の電気治療として使われてきているが,運動療法よりはやや,治療基準を画一化しやすく今後も多くのエビデンスに結びつけてほしいと願っている.
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