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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル50巻4号

2016年04月発行

文献概要

臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・11

呼吸不全

著者: 野添匡史1

所属機関: 1甲南女子大学看護リハビリテーション学部

ページ範囲:P.420 - P.425

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はじめに

 臨床実習において呼吸不全患者の診療補助を行う機会は決して多くはないと考えられる.しかし,呼吸不全の代表的原因である慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は世界的に増加しており,当然目の前の対象者が併存疾患として合併している可能性は少なくない.また,臨床実習において診療補助を行う対象者の主病名が運動器疾患であっても,その術後に何らかの原因で呼吸不全に陥る可能性もある.

 本稿では,臨床実習で呼吸不全患者に向き合う際に最低限把握しておくべき内容および臨床場面における留意点について概説する.

参考文献

1)日本呼吸器学会肺生理専門委員会:酸素療法ガイドライン.メディカルレビュー社,2006
2)West JB(著),堀江孝至(訳):呼吸の病態生理,第3版.医学書院エムワイダブリュー,1998
3)Needham DM, et al:Improving long-term outcomes after discharge from intensive care unit:report from a stakeholders' conference. Crit Care Med 40:502-509, 2012
4)Gosselink R, et al:Physiotherapy in the Intensive Care Unit. Neth J Crit Care 15:66-75, 2011
5)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会,他(編):呼吸リハビリテーションマニュアル—運動療法,第2版.照林社,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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