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1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?
うつ性自己評価尺度(Self-rating Depression Scale:SDS)
著者: 加賀野井聖二1
所属機関: 1医療法人おくら会芸西病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.509 - P.509
文献購入ページに移動 うつ病は,気分障害の一種であり,抑うつ気分,意欲・興味・精神活動の低下,焦燥,食欲低下,不眠,持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害であり,96万人が罹患しているといわれている(厚生労働省平成23年度データ)1).
現在,うつ病の治療経過を追うための指標としてうつ性自己評価尺度(Self-rating Depression Scale:SDS)がよく知られる(表).1965年にDuke大学のZungによって考案されたSDSは,うつ病患者のうつ症状の程度を評価することを目的に開発された自己評価尺度であり,精神医学における臨床や研究の場面で最も多く用いられるものの1つである.日本語版は東北大学の福田と筑波大学の小林により翻訳・再構成されて三京房から発行されている2).
現在,うつ病の治療経過を追うための指標としてうつ性自己評価尺度(Self-rating Depression Scale:SDS)がよく知られる(表).1965年にDuke大学のZungによって考案されたSDSは,うつ病患者のうつ症状の程度を評価することを目的に開発された自己評価尺度であり,精神医学における臨床や研究の場面で最も多く用いられるものの1つである.日本語版は東北大学の福田と筑波大学の小林により翻訳・再構成されて三京房から発行されている2).
参考文献
1)厚生労働省:みんなのメンタルヘルス総合サイト http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html(2015年10月15日閲覧)
2)Zung WWK(著),福田一彦,他(訳)日本版SDS(Self-rating Depression Scale)自己評価式抑うつ性尺度 使用手引き増補版.pp1-24,三京房,2011
3)太田保之,他(編):学生のための精神医学.p92,医歯薬出版,2014
4)診療点数早見表[医科]2014年4月現在の診療報酬点数表.pp390-391,医学通信社,2014
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