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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル50巻5号

2016年05月発行

文献概要

臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・12

脊柱管狭窄症

著者: 宮田伸吾1 寺田茂1

所属機関: 1金沢赤十字病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.526 - P.531

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はじめに

 脊柱管狭窄症は脊柱管,神経根管あるいは椎間孔が骨性または靱帯性要因によって狭小化するために馬尾神経や神経根が障害されてさまざまな症状を呈する病態の総称である1).原因には先天性と後天性があるが,加齢によって起こる退行性のものが多い.脊柱管狭窄症は頸椎や腰椎で起こり,頸椎の場合は頸椎症性脊髄症を指すことがあり,本稿では臨床で担当する機会の多い腰部脊柱管狭窄症を取り上げる.

 腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多く,身体・認知機能が低下している症例や画像による狭窄部位と神経学的所見が一致しない場合2)があり,臨床での評価や治療を困難にする要因と考える.また治療としては保存療法や手術療法が行われ,理学療法の対応も異なる.本稿ではこれらのことを踏まえながら,臨床実習に必要な知識や準備について述べたい.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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