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臨床実習サブノート 臨床実習のリスク 地雷を踏むな!・1【新連載】
脳血管障害(急性期〜亜急性期)
著者: 松本恵実1 日髙正巳2 惠飛須俊彦3
所属機関: 1関西電力病院リハビリテーション部 2兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科 3関西電力病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.601 - P.606
文献購入ページに移動近年,世界30か国の脳卒中に関するガイドラインのうち22か国で早期リハビリテーションを推奨しており1),本邦でも発症後早期から理学療法を開始することが主流となっています.そのため,臨床実習においても急性期の脳血管障害患者を担当する機会が多くなっていると思います.急性期の脳血管障害患者は多くのリスクを抱えています.田邊ら2)は,学生が臨床実習中に体験したアクシデントおよびインシデントの対象患者は脳血管障害が最も多く,全体の51.2%であったと報告しています.
本稿では,臨床実習で必要なリスクに関する知識と,地雷を踏まない方法について説明します.まず,疾病に関する医学的リスクを理解してもらったうえで,実際の臨床実習の手順に沿って解説を加えます.
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