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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル50巻8号

2016年08月発行

文献概要

入門講座 症例を担当するということ・6

役に立つ記録と報告

著者: 山本喜美夫12 村永信吾2 鵜澤吉宏12

所属機関: 1医療法人鉄蕉会亀田総合病院リハビリテーション室 2医療法人鉄蕉会医療管理本部リハビリテーション事業管理部

ページ範囲:P.775 - P.780

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はじめに

 診療情報の共有と二次活用は,チーム医療を推進するうえで重要な課題の1つである.診療録や診療に関する諸記録が電子化したことで,情報共有手段は進歩し続けている.一方,個人情報保護,守秘義務などの観点から,診療情報の扱いには細心の注意を払う必要がある.本稿では,理学療法士の立場で診療情報に関する法律や規定の理解を深めるとともに,医療の安全性と質の向上に役立つ記録と報告のスキルを紹介する.

参考文献

1)公益社団法人日本理学療法士協会(編):理学療法士ガイドライン.http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/about/031-0422.pdf(2016年1月12日閲覧)
2)厚生労働省:理学療法士及び作業療法士法.http://wwwhourei.mhlw.go.jp/cgi-bin/t_docframe2.cgi?MODE=hourei&DMODE=SEARCH&SMODE=NORMAL&KEYWORD=%97%9d%8a%77%97%c3%96%40&EFSNO=283&FILE=FIRST&POS=0&HITSU=72(2016年1月12日閲覧)
3)日本医師会(訳):患者の権利に関するWMAリスボン宣言,2005.http://dl.med.or.jp/dl-med/wma/lisbon2005j.pdf(2016年1月12日閲覧)
4)Weed LL:Medical Records, Medical Education, and Patient Care:The Problem-Oriented Record As a Basic Tool. Press of Case Western Reserve University, Cleveland, 1969
5)日本診療情報管理学会(編):診療情報学,第2版.医学書院,2015
6)Joint Commission International:Joint Commission International Accreditation Standard for Hospitals 5th ed. 2014
7)厚生労働省:医科診療報酬点数表(平成26年4月版).http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000041235.pdf(2016年1月12日閲覧)
8)東京慈恵医科大学付属病院医療安全管理部(編):チームステップス[日本語版]医療安全—チームで取り組むヒューマンエラー対策.メジカルビュー社,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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