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文献概要
とびら
「僕は褒められて伸びるタイプです」
著者: 井上和章1
所属機関: 1庄原赤十字病院理学療法技術課
ページ範囲:P.947 - P.947
文献購入ページに移動 毎年,某大手生命保険会社が,その時代の流行や世相を反映した川柳を一般から募集している.何気ない日常の出来事を十七文字で表したそのユーモアとセンスには,思わずクスリとさせられ,「そうだよなぁ」と妙に納得してしまう作品も多い.今年の第1位は世代間ギャップを巧妙に言い表した一句であった.私はその作品で挙げられた“バブル世代”以前の“新人類”と呼ばれた世代であり,作中の“ゆとり世代”とはさらに大きな年代差がある.現在の私は,こうした年の差(ギャップ)のある若者たちと職をともにし,彼らに対する指導的な役割も求められる立場となっている.
ある一定の年代を称して“〜世代”と一括りにすることについては,私自身,いささかの抵抗感を覚える.かつて,私たちの世代が“新人類”と呼ばれていたころ,それを肯定的に捉える気持ちには到底なれなかった.当時のそうした気持ちを頭の片隅にとどめながらも,ここではあえて“ゆとり世代”と呼ばれる人たちへ苦言を呈することにしよう.
ある一定の年代を称して“〜世代”と一括りにすることについては,私自身,いささかの抵抗感を覚える.かつて,私たちの世代が“新人類”と呼ばれていたころ,それを肯定的に捉える気持ちには到底なれなかった.当時のそうした気持ちを頭の片隅にとどめながらも,ここではあえて“ゆとり世代”と呼ばれる人たちへ苦言を呈することにしよう.
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