文献詳細
文献概要
特集 多分野に広がる理学療法
無動力歩行支援機の開発
著者: 阿部友和123
所属機関: 1株式会社フィジカルイノベーションズ 2株式会社栖のき 3星城大学リハビリテーション学部
ページ範囲:P.971 - P.973
文献購入ページに移動リハビリテーションロボット(以下,ロボット)の利用目的がEffectiveness(有効性)であることは言うまでもない.しかし,ユーザーの視点からすればUsability(使いやすさ)やSatisfaction(満足度)も,Effectivenessと等価値となる.つまり,Effectivenessが高くても,ユーザーが使いやすく,Flexibility(柔軟性)の高いものでなければ,完成度の高いEffectivenessの構築に至らないのである.その意味でも,無動力歩行支援機ACSIVE®(以下,ACSIVE®)1〜4)は,受動歩行原理の導入という新規性とEffectiveness以上に,Usability,Flexibilityを兼ね揃えたユーザー視点のロボットと感じている(図1).
参考文献
掲載誌情報