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文献概要
特集 多分野に広がる理学療法
地域リハビリテーションを基軸とした起業と経営
著者: 松井一人1
所属機関: 1有限会社ほっとリハビリシステムズ
ページ範囲:P.974 - P.978
文献購入ページに移動はじめに
日本における理学療法士の数は,近年加速的に増加し,特に若い人の割合が高くなっている.一方,少子高齢化という社会的背景に伴い,社会保障費が増大し,目前に迫る2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定においても,地域医療構想の実現を含む短期集中型医療や療養病床の統廃合など,私たち理学療法士の未来に暗い影を落とすような情報が溢れている.
理学療法士は,これまでも現在も,その多くが医療機関での勤務を中心に業務にあたっているが,これから国がめざす「病院完結型医療」から「地域完結型医療」への転換などを考えると,理学療法士の職域が在宅ケアの領域に広がりをみせることは必至だと考える.
現在,このような機運が高まるなかで,筆者が19年前に起業し,理学療法士の視点で企業経営に携わった経験を振り返り,理学療法士の可能性や未来に向けた潜在力について考えてみたい。
日本における理学療法士の数は,近年加速的に増加し,特に若い人の割合が高くなっている.一方,少子高齢化という社会的背景に伴い,社会保障費が増大し,目前に迫る2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定においても,地域医療構想の実現を含む短期集中型医療や療養病床の統廃合など,私たち理学療法士の未来に暗い影を落とすような情報が溢れている.
理学療法士は,これまでも現在も,その多くが医療機関での勤務を中心に業務にあたっているが,これから国がめざす「病院完結型医療」から「地域完結型医療」への転換などを考えると,理学療法士の職域が在宅ケアの領域に広がりをみせることは必至だと考える.
現在,このような機運が高まるなかで,筆者が19年前に起業し,理学療法士の視点で企業経営に携わった経験を振り返り,理学療法士の可能性や未来に向けた潜在力について考えてみたい。
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