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甃のうへ・第52回
感謝の気持ちを忘れずに
著者: 牧野美里1
所属機関: 1弘前大学大学院保健学研究科総合リハビリテーション科学領域
ページ範囲:P.1016 - P.1016
文献購入ページに移動 理学療法士になり15年目,約6年間病院に勤務した後,現在の職場で勤務し9年目になりました.大学と言えば教育と研究の機関です.授業では主に小児理学療法学を担当し,研究は三次元動作解析装置を使用し,歩行などの動作分析に取り組んでいます.どちらもまったくわからない状態から始め,少しずつ前に進んできました.途中で投げ出さず,ここまでこられたのも,多くの方々のご指導,支えのおかげです.感謝の気持ちでいっぱいです.ここでは,いかに私が周囲から助けられながら前に進むことができたのかを簡単に紹介したいと思います.
まず小児理学療法学の授業については,約6年しかない臨床経験で,小児施設に勤務していたわけでもなく,小児領域の臨床経験が乏しい状況でした.もちろん教育の経験もありませんでした.当初,どうしたらよいのかまったくわからず,無我夢中でいろいろな方に「教えてください」と行動していたように思います.大学に転職後,関東の施設で4週間×2回の研修をしました.また,多くの臨床的な内容の講習会や研究会を受講したり,実際に養成校で小児理学療法学の授業を担当されている先生方にお話を伺ったりもしました.何年たっても授業は緊張し,うまくできず心が折れそうになることもしばしばですが,少しでも学生に魅力を伝えられるよう,今後も努力したいと思います.
まず小児理学療法学の授業については,約6年しかない臨床経験で,小児施設に勤務していたわけでもなく,小児領域の臨床経験が乏しい状況でした.もちろん教育の経験もありませんでした.当初,どうしたらよいのかまったくわからず,無我夢中でいろいろな方に「教えてください」と行動していたように思います.大学に転職後,関東の施設で4週間×2回の研修をしました.また,多くの臨床的な内容の講習会や研究会を受講したり,実際に養成校で小児理学療法学の授業を担当されている先生方にお話を伺ったりもしました.何年たっても授業は緊張し,うまくできず心が折れそうになることもしばしばですが,少しでも学生に魅力を伝えられるよう,今後も努力したいと思います.
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