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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻12号

2017年12月発行

文献概要

特集 エキスパートが語る小児理学療法

発達障害児に対する早期理学療法

著者: 前本薫12 石井のぞみ2 伊藤康2 竹中佐江子3 内田美穂4 加勢泰康4

所属機関: 1株式会社東京リハビリテーションサービス東京リハビリ訪問看護ステーション 2恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院 3株式会社東京リハビリテーションサービス 4子ども発達支援ルームおれんじ学園

ページ範囲:P.1087 - P.1094

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はじめに

 2005年4月の発達障害者支援法の施行,2016年8月の一部改正後,医療,福祉,教育,就労などの各分野で早期から生涯にわたる切れ目のない支援体制の整備が急速に進んでいる.

 医療分野では,発達障害の基本的医療概念の拡大,つまり,疾患としての位置づけの整備と並行し,個々の日常および社会生活上の障壁に対する具体的対応への取り組みが始まった1〜3).発達障害児の多くに姿勢運動発達,骨関節上の課題がみられ,早期発見・早期支援に対して小児理学療法の専門性が求められている.

参考文献

1)笹森洋樹,他:発達障害のある子どもへの早期発見・早期支援の現状と課題.国立特別支援教総研紀37:3-15,2010
2)谷合弘子:医学的診断基準とその関係:平成20年度厚生労働省障害者保健福祉推進事業 障害者自立支援調査研究プロジェクト いま発達障害が増えているのか.pp84-86,2008
3)北山真次:これからの発達障害支援.小児科診療80:785-791,2017
4)文部科学省:通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について.p3,2012
5)文部科学省:平成26年度通級による指導実施状況調査結果について—(別紙2)通級による指導を受けている児童生徒数.2014
6)上原里程:発達障害とその原因 医学的視点から:平成20年度厚生労働省障害者保健福祉推進事業 障害者自立支援調査研究プロジェクト いま発達障害が増えているのか.pp70-75,2008
7)小西行郎,他(編):赤ちゃん学を学ぶ人のために.pp217-235,世界思想社,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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