icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻12号

2017年12月発行

文献概要

--------------------

書評 —坂井建雄●著—「標準解剖学」

著者: 荒川高光1

所属機関: 1神戸大学大学院保健学研究科

ページ範囲:P.1130 - P.1130

文献購入ページに移動
 現在,解剖学を学ぶ学生は増えている.学生でなくても「人体の仕組みを知りたい」という思いを持つ人は,潜在的に多く存在する.私は,さまざまな職種をめざす学生だけでなく,既に臨床などで活躍している人々に対しても解剖学の講義を行ってきた.あらゆる医療のコアとなる解剖学を,学生や臨床家たちにどのように教えるのか.これが常々私の課題となっていた.

 本書の著者である坂井建雄先生(順天堂大大学院教授)は,解剖学に深い造詣を持つ一流の研究者であり,解剖学実習を担当する教員でもある.また,「どのように解剖学を伝えるか?」ということに関しても熱心で,学会などでご意見を伺ったりしていた.その坂井先生がどのように本書をまとめられたのか,ぜひ知りたいと思って本書を手に取った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?