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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル51巻12号

2017年12月発行

文献概要

紹介

日本リハビリテーション発祥地記念館を訪れて

著者: 木村英司12

所属機関: 1社会医療法人厚生会木沢記念病院総合リハビリテーション部 2公益社団法人岐阜県理学療法士会学術局教育部

ページ範囲:P.1141 - P.1143

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はじめに

 1965年に理学療法士法が公布された当時,筆者はまだ生まれていない.当時についてはリハビリテーション医学や理学療法の歴史においていくつか報告があり1,2),外国の状況3)や日本における療法士の軌跡4)などを読み,知ることができる.

 1949年に日本最初の労災病院である九州労災病院が福岡県北九州市で開院した.同院は2011年に新築移転し,現在元の病院の跡地には「日本リハビリテーション発祥地記念館」が開設し,館内には理学療法の黎明期を支えたリハビリテーション機器が展示され,時代背景を肌で感じることができる.

 今回,筆者はこの記念館を訪れ,リハビリテーション医療に携わる者として,強く使命感を感じることとなった経緯を紹介したい.

参考文献

1)水野祥太郎:リハビリテーション医学の歴史について.リハ医20:47-52,1983
2)齋藤 宏:日本における理学療法の歴史.東京医療学院大学紀要2:1-7,2013
3)高木憲次,他:機能療法及び職能療法に関する研究.整肢療護園,1962
4)砂原茂一:一人の療法士の軌跡—わが国におけるリハビリテーション事始.理・作・療法14:44-48,1980
5)鶴見隆正,他:理学療法50年の変遷—理学療法の幕開け.PTジャーナル50:i-vi,2016
6)橋元 隆:理学療法の50年の歩みと展望—新たなる可能性への挑戦—九州からの発信.理学療法学42:628-629,2015
7)日本理学療法士協会:理学療法白書,2014年版.pp164-171,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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